東京電力 AGM 出席録+アルファ

三田線芝公園駅から出たところから、マスコミの記者が多数インタビュー中。年配者が多く捕まっていた印象。
いかにも通りがかりのサラリーマンという風体だったためかまったく声をかけられず、すいすいとホテル入り口に到着。
敷地外では原発廃止運動家多数がビラ配布、アジ演説。制服警官多数。でも敷地内には入っていない。
ホテルの敷地内は制服に加えてスーツ姿の警官も多数配備。機動隊員(ただし軽装備)がいたのには流石に驚いた。
地下二階の会場入り口で簡単な荷物検査の後、受付。
議決権行行使書と交換に入場者バッジをもらって入場。
招集通知書・事業報告書は入り口に積んであり、必要な人は勝手に持っていってくださいという方式。これはグッドアイデア

09:15に入場。会場の真ん中に着席。案内係がきっちりつめており、前半分は100%の満席。あとでわかったが入ったのは第一会場で座席数:3,000席(スタッフに確認)。このほかに第2−5会場があったとのこと。

タイムラインに沿ったイベント、状況は新聞報道の通り。私は13:20に退場。

11時頃から始まった出席株主の質疑応答は、ヒステリックな株主:7割、応援+お叱り:2割、応援:1割といったところ。
拍手の様子から最前列100〜200名は東電社員・OBによるサクラ。ただ、議事進行!といった太い掛け声はなくこの辺りは現代的?

議長不信任の動議に対して、挙手で決議をしたが、カウントしていない。きちんと数を数えるべき総会だろう。
野鳥の会にでも頼んで数えればいいのに。
第2−5会場がどうなっているのかがわからない。質問希望者は第一会場にお越しくださいとの案内、まさかモニターによる中継だけ?
第1会場に入れないといってドア付近で怒鳴りあう声もあり、まあにぎやかなこと。
開始から3時間半しか会場にいなかったが、その間、モノが投げられなかったのが不思議。ひな壇に駆け寄ってペットボトルを投げつける人がいてもおかしくない状況なのに。

質問+意見をしようと張り切って紺色の扇子を振って挙手したが当てられず。
質問したかった内容は、役員のうち何人が地震後、福島第一の中央制御室に行ったのか?行ったのなら、それは視察、指揮、差し入れ?

夜、東電のホームページのIRの問い合わせコーナーにメッセージを入れてみた。
 会社議案による役員の選任に賛成。清水社長にも続投して欲しい。逃げるな。
 役員は交代で福島第一の中央制御室で指揮を執れ。必ず役員のだれかが現場にいる体制にしろ。
 本社との連絡もスムーズになり、現場の士気も上がるはず。
といった内容を送信。
当然、反応は期待していない。いたずら書きも多かろう、全部目を通せるわけがない。と思ったが・・・。

二日たって自宅に東電から電話有。(氏名、住所、電話番号も送っている)
「厳しいご意見ばかりの中、建設的なご意見をいただき感謝します」というような電話だったらしい。(家人が応答したため伝聞)

核分裂は制御すれば原子力の平和・安全利用となるが、制御しない形の結果は核兵器となる。
「想定外の天災が原因で軍基地内の核兵器が爆発してしまいました、誠に申し訳ありません」と言っているに等しい。確かに臨界こそしていないが、ほぼ同じレベルのことが起きている。

コントロールできない「原発」は「原爆」に等しいという認識を持って、有事に備えて欲しい。