あれから5年

 5年前の今日、出張先のソウルからUA便で成田に帰着。2時間弱のdelayで到着は22時頃と記憶している。
 到着後、PHSに電話を多数受けるも内容が理解できず、TCAT行きリムジンバスに乗ってから、PCをつけてニュースのヘッドラインを見て、やっと世界貿易センタービルに飛行機が突入・炎上中という状況を理解した。
 TCATから成増までタクシーの中でラジオのニュースを聞いていたが映像の想像がつかない。
 1時前に自宅到着。TVの映像を見て愕然、背筋の凍るくらいの寒気を感じた。今でも崩落の映像を見ると寒気が走る。

 あれから5年。アメリカは何をしてきたのだろうか?アフガニスタンにおけるタリバン政権打倒は、まだ理解できるが、パラノイア鎖国と理由のないイラク介入は理解に苦しむ。
 多くの州兵を送り出している内陸部の比較的「田舎」で根強い反戦感情があるのが、せめてもの救いか。

 しかし最も驚くべきは、若年イスラム教徒の聖戦参加への連鎖。英米で生まれ育ち、アル・カイダと直接接点のない若者が、聖戦参加の呼びかけに呼応して自爆攻撃に身を投じる不思議。何がそう駆り立てるのか。
 少なくともイスラムの生い立ちを勉強する必要はあろう。