中東和平の再生

 シャロン首相とアッバス議長による『暴力の停止』合意が発表されました。
 中東での最重要問題「約束の地」の和平交渉の再開に向けて一歩踏み出したと言えますが、PLOは和平推進に動くとしても、ハマスを始めとするパレスチナ側の暴力装置が従うとはとても思えません。ハマスは既に「停戦合意は関係ない」と表明しています。
 イスラエル側にしても、1995年のラビン首相暗殺のような事態が起きる可能性もあり、今後の進展は不透明です。
 しかし2000年に及ぶパレスチナの火種を消さない限り、世界中どこにいてもテロを懸念する日々が続くのではないでしょうか。
 
 さて、テレビのニュース番組における扱いですが、ラジオ局の株式の買収のニュースは話題性はあるでしょうが、こちらのほうがはるかに重要なニュースだということを認識して欲しいものです。