自爆テロを防ぐことは不可能

押しかけ評論 Vol.11 <自爆テロを防ぐことは不可能>

 これから夏休みで飛行機に乗られる方には極めて嫌な話です。

 ジャカルタでのJWマリオットホテル爆破の後、オーストラリアの情報担当者の「近々、致命的なテロが発生する恐れ有り」というコメントが公表されていましたが、自爆による爆破テロは防ぐことは「不可能」だと断言します。
 飛行機に乗る場面を思い浮かべてください。最近は機内持ち込みのカバンを入念に調べ、靴までチェックし、チェックインするカバンも(あけてチェックできるように)鍵をかけてはいけない状態です。搭乗者は金属探知機のゲートをくぐります。が、体内に爆発物を納め、起爆装置をポータブルCDプレーヤーにいれられたら、チェックのしようがないと思われませんか?
 南米からアメリカに麻薬を持ち込む方法の一つに、手術用手袋の指の部分やコンドームに麻薬を詰め込んで、これを胃や直腸に隠すというものがあります。大型の航空機を空中分解させるために必要な爆薬量は約2Kgとのことなので、二人がプラスチック爆弾をたらふく食べて搭乗したら、X線透視でもしない限り見つけようがありません。起爆装置は映画等でご覧の通りちょっと大き目のシェーバーサイズ。ハイジャックをして特定の地上の目標物に対してカミカゼ特攻をするのは難しいですが、単純に、搭乗した飛行機を爆破するということは容易といえます。
 テロリストが死ぬ気であった場合には、その攻撃は防ぐことは不可能です。
 パレスチナ問題が解決に向かって少しでも前進すれば、テロは少なくなると思うのですが。。。


西部警察小泉改革
 名古屋でのロケ中の事故を受けて、石原プロモーションが一方的に数日で放映中止を決定しましたが、秋に実施が予想されている総選挙がなければ、ちょっと対応が違ったのでは、と思います。
 石原軍団が石原伸晃代議士の選挙応援をしていたこと、今回もするであろうこと、石原代議士が小泉政権で行革担当相であることを考えると、選挙時に石原代議士に因縁をつけられることだけでなく、行革相のみならず政権にケチが付く可能性をも排除したのではと勘繰ってしまいます。
 石原軍団、恐るべし。