イラクで邦人3人拘束

 昨年12月4日に「今後、イラクに接する日本人が増えると思いますが、まだまだ戦闘地域です。現地にいかれる際は十分な安全対策を。」と書きましたが、残念ながら身を守りきれなかった日本人がいたようです。武装グループが3邦人を人質として自衛隊の撤退を求めているようです。

 日本の自衛隊の撤退を求めているのは幸いです。日本人を盾にして、他国の軍隊の撤収を求める事態になったら、日本(政府)は手の出しようがないでしょう。しかし、それが世界標準の「脅威」です。
 未確認情報ですが、韓国人の3人を人質にしてイタリア軍の撤退を求めているグループがあるようで、こちらのほうが戦術としては高等といえます。

 アルジャズィーラの映像を見る限り、状況が切迫している感じは受けませんでしたが、民間外国人を袋叩きにし火あぶりにした上、吊るすほどのエネルギーが鬱積している状況です。いつ、なにが起きてもおかしくない状況であることは認識しておく必要があるでしょう。 
 政府は国として自衛隊の派遣継続を確認していましたので、この脅迫が本当であれば、救出か見殺ししか選択肢はありません。

 <ご参考>アルジャズィーラの英語版サイトはこちら;
   http://english.aljazeera.net/HomePage
 右側にある"FEATURES"の"exclusive in pictures"は「これでもか」という感じで死体の写真が続きます。